見よ、卑怯者の走り逃げる様を

昔から父の酒の飲み方が嫌いだった。

父が嫌いなわけじゃない。

ただ、毎晩１９時には、休日だと朝から缶チューハイやビールを飲むとか

味よりアルコール度数で選んでるとか

１週間で一升を空にするとか

酒に強いとはいえシラフのとこをほとんど見たことがなくなったとか

そういうのが嫌いだ。

酒を飲む、というよりアルコールを摂取する、というやり方。

だけど私も最近は

楽しいから飲むのではなく

楽しむために飲むのでもなく

楽しくなるために飲んでいる。

そんな自分に気付いたってどーしよーもないわけだけど。

大人になるということは、

嫌いなものが自分の一部になっていくことなのかもしれない。